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番場ちひろ Soprano

武蔵野音楽大学卒業。東京藝術大学大学院オペラ科修了。三池弘美、三池三郎各氏に師事。大学院在籍中に日本音楽コンクール3位。翌年海外派遣コンクール特別賞を受賞し、1984年渡伊。シエナのAccademia ChigianaにてG.ファヴァレット氏の下で学んだ後、スペイン・マドリッドに渡りM.デル・ポーソ氏と出会う。研鑽中にトゥールーズ国際声楽コンクール第1位を受賞。続いて85年マリア・カルナス国際音楽コンクール第1位、ウィーン・ベルヴェデーレ国際歌手コンクール第3位、ジュネーヴ国際音楽コンクール第1位(グランプリ)、そして86年ハシント・ゲレロ国際音楽コンクール(マドリッド)第1位と、多くの賞を受賞。同年渡独。ハイデルベルク市立劇場、ドルトムント市立劇場、そして91年よりライン・ドイツオペラ(デュッセルドルフ)の各歌劇場でコロラトゥーラ・ソプラノ専属歌手として10年間舞台に立つ。オペラ『後宮からの逃走』のブロントヒェン、『ホフマン物語』オリンピア、『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ、『アラベッラ』フィアッカーミリ、『愛の妙薬』アディーナ、『仮面舞踏会』オスカル役等を自身のレパートリーに確立して、独立。ドイツを拠点にフリーのオペラ歌手として活動。ジュネーヴ大劇場、ボルドー大劇場、ドレスデンゼンパー歌劇場、ケルン市立劇場、ハノーファー州立劇場、カールスルーエ州立劇場、ベルリン国立劇場等、主要な歌劇場から客演歌手として招待され、多くの演奏家達と舞台を共にする。コンサート歌手としてもドイツをはじめ、スイス、フランス、モナコ、スペイン、オーストリア等、ヨーロッパ各地を回り、またヴェローナ・アレーナ野外劇場、シュヴェッツィンゲン、シュレスヴィッヒ・ホルシュタインの音楽祭、コンサート、リサイタルに出演している。日本では日生劇場、日本放送協会、新国立劇場、二期会等の公演に出演し、94年ライン・ドイツオペラと共に『魔笛』の夜の女王として来日。99年にはパミーナを歌い、リリック・ソプラノとしてデビュー。2002年、18年間のヨーロッパ生活に区切りをつけ帰国し、翌年帰国記念リサイタルを開催。その後10年間の大学教授職を経て、現在フリーの声楽家。二期会、東京室内歌劇場会員。